ロドリゲチア・デコラ
ブラジルを中心に中南米30-40種類が分布するランの仲間で、樹木や岩の上に根を張り付かせて生育する着生種です。草丈は15ー20cmとやや小型です。バルブと呼ばれるふくらんだ茎の基部から花茎を伸ばし、1~数10輪の花を咲かせます。唇弁(リップ)と呼ばれる花びらの一部が大きく発達して密に付くのが特長で、花色は白のものが多いですが黄色や紅色のものも見られます。種によっては長い茎を出して上や横方向に広がっていくものもあります。また、花は全開せず半開に留まるものもみられます。同じラン科のオンシジウムとは近縁にあたります。 オンシジウムと掛け合わせた属間交配種はロドリシジウム〔Rodricidium(Rdem.)〕と呼びます。ロドリゲツィアの名前は18~19世紀スペインの植物学者ロドリゲスの名にちなみます。ラベルなどに描く際の略号は「Rdza.」です。(ヤサシイエンゲイより引用)
デコラとは美しいという意味です。
ラン科