東山植物園は広い敷地と歴史のある温室

東山植物園に行きました。

(2017.10.21)

東山植物園 星ヶ丘門

たまたま名古屋に行く機会があり、台風直前の雨でしたが、意を決し東山植物園に行ってきました。多分この機会を逃すと、次のチャンスは何年先に成るか分かりませんので。(笑)

アクセスは星ヶ丘駅6番出口から

名古屋駅から地下鉄東山線で10駅目の星ヶ丘(20分乗車です)で下車しましょう。
出口は6番です。

星ヶ丘駅 6番出口 星ヶ丘駅

東山公園駅で降りてしまうと、まずは動物園に入園して、動物園を突っ切って、一旦動物園を出てから植物園に入る事になり、植物園まではなんと1.1Kmも歩かなければなりません。星ヶ丘駅なら徒歩約7分で植物園の星が丘門に到着します。それに、星ヶ丘の駅前はオシャレなお店が並んでおり、門まで上り坂でしたが、あまり気にならず楽しく歩けました。

星ヶ丘駅から東山植物園までの道

星が丘門は楽しい入り口

星が丘門をくぐると、洞窟用のトンネルを通り植物園に入ります。中々楽しい演出です。トンネルを抜けた後の開放感が植物の爽やかさを感じさせてくれます。さて、これからがどう攻めるかが問題です。とにかく広いです。

星ヶ丘門からトンネルへ

東山植物園 星ヶ丘門 トンネル

トンネルを抜けると景色が広がります。

東山植物園 星ヶ丘門 トンネルを抜けて

後楽園球場の21倍。名古屋市立の植物園です

東山植物園 地図

名古屋では、江戸期の薬園から始まる植物園の歴史があり、末期には水谷豊文や伊藤圭介の私園があり、明治初期には愛知県立の植物園、明治後期から大正中期までは尾張徳川家大曽根邸の明倫博物館附属植物園などがありました。しかし、その後しばらく名古屋に植物園の無い時代が続きました。大正15年(1926年)3月には「市内にまだ植物園の設備がないことを遺憾とし」、動物園のあった鶴舞公園内の面積1000坪ほどの場所に300種ほどを植えた小さな植物園が出来ました。

現在の施設名は「名古屋市東山動植物園」で、昭和12年3月3日(1937年)に開園しました。引き続き24日に動物園も開園しました。

敷地面積は総面積 59.58ヘクタール、その内訳は、動物園 32.21ヘクタール、植物園 27.37ヘクタールです。後楽園球場のフィールド部分が1.3ヘクタールですので、植物園は21倍の広さですネ。

約7,000種の植物を展示しています

東山植物園 花マップ入園すると、花マップが有りますので、ゲットしましょう。このマップを基に花を探して撮影となりますが、とにかく広くて種類も多く、とても時間がかかると想定されます。私は、台風の直前で雨がザンザン振っている中を廻りましたので、ごく一部(半分以下です)を早足で移動しました。それでも1時間ぐらいかかりました。

植物園全体は自然林を活かし、未舗装路も含めて縦横に散策路が走っています。だから迷いそうです。アップダウンも結構きついです。 

東山植物園 苔の道苔が生えている道は雨に濡れてつるつる滑りました。雨の日注意ですね。

それから、梅園、桜の園、椿園、花畑などに加えて、尾張藩の聞人として名高い横井也有にちなんだ也有園など複数の庭園があり、奥池のほとりには1956年(昭和31年)に白川郷から合掌造りが移築され内部が公開されているそうです。日本庭園の傍には1971年(昭和46年)に見つかった東山古窯跡群の窖窯跡が残っているそうです。これらはウィキペディアからの情報ですが、今回は全く廻れませんでした。

東山植物園 庭の草木 東山植物園 庭の草木

東山植物園 庭の草木 東山植物園 庭の草木

温室は古く、ポタリカルガーデン

温室内なのですが、雨の日は帽子が必要です。頭に雨水がポタリポタリと、かなり落ちてきます。撮影しながら「ポタリカルガーデンだ!」なんて言葉が浮かびました(笑)。iphoneにも雫が垂れます。濡れないように注意しながら撮影したのですが、結構濡れてしまいます。高級なカメラの方はご注意下さい。

植物園内の大温室の前館は開園当時のもので、現存する温室では日本最古なのだそうです。つまり80年の歴史ということです。当時は「東洋一の水晶宮」と呼ばれたそうです。2006年(平成18年)12月には重要文化財となりました。1996年(平成8年)には「東山植物園の野鳥」が日本の音風景100選に選ばれました。

東山植物園の成立過程と温室の構想・設計について
http://www.syokubutsuen-kyokai.jp/business/dl_files/kaihou48all.pdf
温室が出来上がる歴史を詳しく記した論文です。77ページをご参照下さい。

現在は保存修復工事で前館は閉館となっています。再オープンは平成32年の予定だそうです。多分元号は変わっているかと思いますが・・・。
今回私が廻ったのは後館でした。これは昭和35年以降に順次建設された温室だそうですが、やはり57年の歴史。雨漏りは必然でしょうか・・・。

東山植物園 温室 東山植物園 温室 東山植物園 温室

さて、温室は全部で5つあります。『サンギャラリー』がハイビスカスなどの一般的な花。そして、西から『中南米産植物温室』、『ハワイアンハウス』、『水生植物室』、『サガロ温室』と並んでいます。そしてこれらの4つの部屋は『サンギャラリー』から入る構造となっています。https://blog.higashiyama-park.com/botanical-garden-scurator/entry-1481.html

この5つの温室を廻るのに約1時間かかりました。とは言え、雨漏りがすごくて、ゆっくり見ることは出来ませんでした。雨が降っていなかったら2時間位かかるのかなあと思いました。室内なのに変な話ですが・・・・(笑)。

温室の広さを調べたのですが、後館の広さが分かりません。前館は重要文化財なので建築面積596㎡と明記されていました。感覚ですが、800㎡。。。前日飲み過ぎですので、感覚が怪しいです。m(_ _)m

植物園長の庭

https://blog.higashiyama-park.com/botanical-garden-scurator/

東山植物園 園長のブログを参考にしましょう。

明日を、もっと、ハッピーに!『ショップジャパン』

東山植物園の花たち

台湾ホトトギス
タイワンホトトギス

シュウメイギクの後ろ姿
シュウメイギク 後ろ姿

ハイビスカス ミスウエノ
ハイビスカス ミスウエノ

ゴエテア ストリクティフロラ
ゴエテアストリクティフロラ

キンシャチ
キンシャチ

その他の花たち

スライドショーには JavaScript が必要です。

 

(文責:大久保 優)

前の記事

チョコレートコスモス

次の記事

タイワンホトトギス