アリストロキア・サルバドレンシス

アリストロキアサルバドレンシス。花言葉は、ユーモアのある親切な人。

世界の熱帯~温帯に300種以上が分布します。多くはつるを長く伸ばす草花もしくは低木で、地下に球根(根茎)をつくるものもあります。植物園の温室などでは見ることがありますが、一般に栽培されているのはあまり見ません。日本にもウマノスズグサをはじめおよそ6種が自生します。

種によって姿は様々ですが、どれも奇妙でおもしろい形の花を咲かせるのが、一番わかりやすい共通点です。花色は地味なものが多いですが、その姿と非常にマッチしています。一般的に言う「美しい」と言うのとはまた違った個性的な姿が最大の魅力でしょう。

花びらは退化して、代わりにがくが大きく発達します。がくは筒状でぐにゃりと曲がって先端が開くものが多いです。主な開花期は気温の高い初夏~秋で、成熟したものは悪臭を放つものがあります。果実や球根は薬用とされるものもあります。

種によって差はありますが、基本的に寒さに弱いものが多く、鉢植えにして冬は防寒して育てます。

属名のアリストロキアはギリシア語のアリストス(aristos:良い)とロキス(locheis:出産)の二語からなり、ある種が安産に効果がある、とされていたことにちなみます。また、花(がく)の筒状になった部分が胎児のように見えるから、と言う説もあります。(ヤサシイエンゲイより引用)

ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属

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