7月末に北海道大学植物園で見ることのできる花。
北海道大学植物園は、あの有名なクラーク先生の進言からできました
1877年。札幌農学校の教頭だった、W.S.クラーク先生が、「植物学の教育には植物園が必要!」と進言しました。後の初代園長となる宮部金吾氏が設計し、1886年に開園しました。日本で2番目に古い植物園です。ちなみに、一番古い植物園は、小石川植物園です。江戸幕府からの歴史があり、1684年の小石川御薬園が始まりです。なので、約200年もの間、日本には植物園が1つしかなかったのですね。
寒冷地の植物研究を世界と連携
ロシア科学アカデミーサハリン植物園、ブリティッシュコロンビア大学植物園などと姉妹提携し、寒冷地の植物研究連携を強化しています。高山帯の植物が園内いたるところに散見できます。絶滅危惧種の栽培、増殖などを研究しています。トリカブト属植物は枯れていましたが、
「これがトリカブトだ!」
と、ちょっと感激しました。
7月末の花は極めて少ない。
入り口で、咲いている花を伺うと、紫陽花とクサギかな?、暑くなったのであまり咲いてないですね。とのこと。夏は花が極端に少なくなりますが、北海道も御多分に漏れませんね。でもって、園内を急ぎ足で回りました。午後14時に入園し、暑さも半端なかったので、ささっと回りました。13.3haの広大な植物園(後楽園球場のフィールド部の約10倍) を猛暑の中くまなく見ることはできず、行き当たりばったりで歩き、手当たり次第に花を撮影しました。ご覧下さい。
夏の花撮影は、どうしても温室が主になります
温室内の花一覧
植え込みに三脚を立てることは禁止
撮影効果を狙い、霧吹きや葉を摘み取ったりしないでください!と書かれています。当然ですが、当然をされない方もいるのでしょうね。フラワーシューターは清く正しく美しく!ですね。
その他、注意事項はこちらのURLで。https://www.hokudai.ac.jp/fsc/bg/g_hour_fee.html
入り口には、カラスに注意とありますが、その通り
夕方の自然林を歩きました。なんとカラスが多いこと。カラスの鳴き声と、カラス同士が戯れている所。初めのうちは珍しさにカメラを向けたのですが、次第にその数が増え、恐怖を覚えました。カラスに注意。伊達ではないです。襲ってくることはないかと思うのですが、注意ですね。
北海道大学植物園ホームページ https://www.hokudai.ac.jp/fsc/bg/g_plants.html
(文責:大久保優)