バラを撮るなら京成バラ園でしょ!

バラの宝庫 京成バラ園

京成バラ園エントランス秋のばらを撮影に行きました。片道1時間30分ほどの、ちょっと遠いバラ園ですが、東京近郊でバラを撮影するにはここが最適でしょう。何しろ数が違います。

京成バラ園芸株式会社ってどんな組織?

京成バラ園の入り口にある案内板世界中の人々にバラと夢と幸せを届けます Roses, Dreams and Happiness to People All Over the World. を企業理念として、京成バラ園芸株式会社が京成バラ園を運営しています。設立は1959年3月11日。バラ、サフィニア及び新植物の研究開発。庭園用バラ苗の生産、販売。営利切りバラ用苗の生産、販売。一般植物及び新植物の生産販売。園芸植物の装飾及びリース。ガーデンセンター、ローズガーデンの直営。造園の設計、施工及び管理。バラ園及び公園、緑地のメンテナンス。を謳っています。
1999年に、全面リニューアル工事を行い、本格的な整形式庭園を開園しました。

なんと資本金4千万円。代表取締役社長は北村恵喜さん。従業員数は80名強。売上高は17億円ほどで、年々増加傾向。総資産16億円、利益剰余金10億円、純利益マイナス1億5千万円。マイナスは縮小傾向とのこと。 親会社は京成電鉄。

頑張れ京成バラ園芸株式会社!

東京から1時間30分かかりますが、乗り換え少なく割と便利です。交通費は片道約1,000円します

八千代緑が丘駅大手町から乗り換えなし。東西線1本で八千代緑が丘駅に到着します。そこから歩けば15分程度。バスを使えば5分程度で京成バラ園に到着します。道は平坦なので、健康のために歩くもの良いかと思いますが、園内でかなり歩くので、できれば行きはバスに乗ることをお勧めします。

東西線の本数は、土日のダイヤで、1時間に約5本。バスは1時間に約3本ほどあります。思いの外便利は良かったです。

八千代医療センター行きバス乗り場八千代緑が丘駅改札口を出て左に行くとバスロータリーがあります。4番のバス停から八千代中央駅行き、または八千代医療センター行きに乗りましょう。

 

八千代緑が丘駅にはAEONやモスバーガー、サイゼリアなどがあります

八千代緑が丘駅前ロータリー驚いたのは、八千代緑ヶ丘の駅前がことの外栄えていたこと。ショッピングモールあり、サイゼリアあり、ロッテリアあり、モスバーガーあり。お昼はお手ごろ価格で済ませられますね。駅前のバスロータリーには、バラが植えられていました。京成バラ園との地域連携が感じ取れました。

 

京成バラ園は3万m2の広大な敷地。後楽園球場フィールド部分の約3倍です

京成バラ園の案内地図園内は1,600品種。10,000株以上のバラが整形式庭園に植えられています。バラは系統的に植栽されているそうですが、初めて行くとどのように見たら良いか戸惑い、端から端へと闇雲に歩いてしまいました。どんなバラがどのように植えられているのかを調べてから訪問すれば良かったと、少々後悔しています。

家に戻ってからバラの系統別の植え方を説明した情報がないかと調べてみたのですが、それらしいものは見つかりませんでした。系統とは異なりますが、それぞれテーマに別れていました。

由美のガゼボ(オーボエコンサートの様子)

ブライダルデザイナーの桂由美がプロデュースしたガゼボ。京成バラ園のランドマーク。

ガゼボは西洋風の「東屋」で、休息の場所としての役割がある。また「恋人の聖地ローズウェディング」を始めとした各種イベントもガゼボを中心におこなわれている。

整形式庭園(フランス式)

モダンローズを中心に400株が展示されているフランス式庭園(整形式庭園)。

整形式庭園とは、直線や円など幾何学模様を基調に設計された西洋庭園様式のことであり、広大な敷地に設定した軸線に対して、左右対称に造っているのが特徴となっている。イタリアとフランスに多い様式で、京成バラ園の整形式庭園はフランス様式を採用している。園内で咲く80種類のツルバラは、スクリーン、ポール、アーチ、パーゴラを使って立体的に見せる工夫が施されている。

自然風庭園(イギリス式)

イギリス式庭園の池(自然風庭園)

原種のバラ80品種のほか、季節ごとの草花で構成されているイギリス式庭園(自然風庭園)。

イギリス式庭園は自然の景観を再現したような造りが特徴。スイレンやショウブなど、水生植物や湿生植物を観察できる。

ベルばらのテラス

リニューアル15周年を記念して少女漫画「ベルサイユのばら」をモチーフにしたバラが植えられたのテラス。

バラの丘

整形式花壇の横は丘状に小高くなっている。バラ園を見渡すビューポイントであるとともに、ツルバラのアーチやポールがある。

アニバーサリーガーデン

鈴木省三(ミスターローズ)の設計した個人住宅の庭を再現したもの。

大温室

熱帯性の草花を展示している大温室。温室らしく、年間を通じてバナナなどが栽培されている。
温室内は一定の温度に保たれており、イベントやコンサート会場としても使われている。

雑木林

下草に山野草やアジサイ、クリスマスローズなどが植えられた雑木林。

 

とウィキペディアに書かれていました。コレを認識しながら行動するだけでもだいぶ違ったと思います。
ホームページの見どころマップをしっかりみてから行きましょう。

 

高いのですが、それだけの価値はありました。スマホ撮影も楽々

京成バラ園チケット売り場普通の植物園の倍ほどの価格です。春バラシーズン(5月6月)は1,200円。夏バラシーズン(7月8月)は500円。秋バラシーズン(10月11月)は1,000円。それ以外は300円です。今回は秋バラシーズンの訪問です。園内いっぱいに咲いている秋バラは実に見事でした。コレだけでも充分満足なのですが、園内にはバラだけではありません。リンドウやトレニア、みたことのないような花がたくさん咲いていました。

そして、バラもそれ以外の花も、間近に見て撮影できます。スマホの撮影も近寄って素敵な写真が撮れるでしょう。

そうそう。大切なこと。再入場不可です。なので、昼食前に訪問するなら早めに入ることをお勧めします。

 

ミスターローズと呼ばれた男の情熱が育てたローズガーデン

京成バラ園のバラの花鈴木省三。1931年に東京都小石川に生まれる。園芸学校卒業後、バラへの関心を持ち、1938年に世田谷区奥沢の「とどろきばらえん」を開園した。京成電鉄の谷津遊園「バラ園」を造園。そして、1959年に、京成バラ園が創業されて、そこの研究所長になる。1974年にはとどろきばらえんを閉園し、京成バラ園で育種に傾倒。世界中のバラの育種家と知己となる一方で、香りや花色の研究に取り組んだ。「ミスターローズ」の由来は、1986年11月にニュージーランド南島のテムカと言う町に、オールドローズの権威でありコレクターのトレヴァー・グリフィスを訪ねた。そこに、彼のバラ園を見学中に地元ティマル ヘラルド紙の新聞記者が取材に訪れ、翌日の一面と二面に写真入で紹介されて、そこで初めて「ミスターローズ」と言う言葉が使われた。  (ウィキぺディアより)

 

京成バラ園の秋の花たち

 

 

 

(文責:大久保 優)

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