東京都薬用植物園で花の写真を撮りましょう

東京都薬用植物園で花を撮影。まずは温室を起点に!

東京都薬用植物園

2017年12月17日訪問

東京都の施設で入園料は無料です。アクセスも良好。

東京都薬用植物園 正門無料なので、気軽に来れます。高田馬場から急行で約35分で着きます。運賃は片道340円です。駅からは徒歩2分です。なので、花撮影には割りと穴場かもしれません。

受付というものがなく、広い門から入ると「どうぞご自由に!」と言う感じで、温室や薬草園を見て回れます。今回は冬なので、薬草園には花はほとんどなく、温室のみの撮影となりました。
ちなみに、入り口には見頃の花(花だより)とその位置を示した地図が張り出してありますので、これを撮影しておくと役立ちます。

 

 東京都薬用植物園 見頃の花

花を撮影するには、まずは温室です

東京都薬用植物園 温室花の撮影を目的とした場合、やはり温室から周るのが王道でしょう。
この温室は418㎡の小ぶりの温室です。夢の島約3000㎡、板橋区熱帯植物館約1000㎡と比べると、実に小さいことがわかります。日本で一番小さい温室は渋谷区のふれあい植物センターですが、ほぼそれと同じ程度の感じです。
この温室には植物の名札がしっかりと記載されているので、花の名前をロスることは殆どないと思います。なので、勉強にもなりますね。
小さいなりにもそこそこ珍しい花も有り、今回も楽しむことができました。狭い温室の良さは、花に近づいて撮影できること。なので、だいぶ接写ができました。マクロレンズをお持ちの方は一段と楽しめそうですね。
ここでは、事前のチェックをする必要もないと思いました。まずは行って、咲いている花を撮る! ですね。

冬の温室は出たり入ったりで温度調整を!

コートやマフラーさて、温室は暖かく、コートを着ているとすぐに汗かきます。マフラーもいりません。しかし、コートやマフラーを脇に抱えての撮影は結構難儀です。両手をフリーにするためにはコート等は着たままで撮影することになると思います。しかし、この施設にはコインロッカーがありません(多分)。なので、冬は出たり入ったりしながら温度調節をして撮影するのが良いでしょう。幸い小さい温室なので、そのあたりは不便さを感じません。

温室の花たち

画像をクリックすると高精細の写真になります。

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屋外の面積は31,398㎡。後楽園球場フィールドの約3倍

東京都薬用植物園 案内図それなりの広さで、十分堪能できると思います。冬には花がない状態ですが、それぞれの区域でどのような花が咲くのかをホームページで紹介していました。
http://www.tokyo-eiken.go.jp/lb_iyaku/plant/haichizu/
是非参考にして下さい。
また、開花情報も是非御覧ください。
http://www.fureai-garden.net/modules/myalbum/index.php?num=10&pos=0
薬草園なので、普通の植物園とは異なりますので事前チェックは必要ですね。

東京都薬用植物園 薬草花暦また、主な薬草の「薬草花暦」が作成されています。この花暦で、どんな花がいつ咲いているのかをチェックできます。是非、この表を参考にして訪問すると良いと思います。

 

ちなみに、この表をグラフ表示してみました。
こうしてみると、屋外での花撮影は6月から10月までが良さそうだとわかりますね。

 

5月にはケシを撮影しよう!

東京都薬用植物園 ケシの花の写真このケシの写真は無料写真から転載しました。(著作権フリー)

この施設では、ケシを栽培しています。都内で唯一ケシを観ることができる植物園です。
但し、観ることのできる期間は限られています。なので、5月になったらネットでググりましょう。

ケシは内柵、外柵で厳重に監視されています。公開と言っても、外柵が開かれるだけのようです。なので、望遠レンズで撮影するのが良さそうですネ。iPhoneだと辛いかな・・・。
(ガジェット通信でケシの記事紹介 http://getnews.jp/archives/949528  

この美しい「ケシ」からは、痛み止めとしてなくてはならない「モルヒネ」が作られているのですが、国内ではケシの栽培は基本的に禁止されています。なので、モルヒネはほとんどが輸入なのだそうです。

→2018年5月4日に再訪問しました。その記事はこちら
https://okubo3.com/2018/05/05/poppy/

屋外には草星舎と言うフラワーショップがあります

東京都薬用植物園 草星舎屋外の丁度真ん中あたりに、草星舎と言うフラワーショップが有ります。ここには自販機が有りました。なので、水分補給はここでOK。

まあ、冬は必要ない感じですが・・・。庭には綺麗な花が沢山置いてありました。花の販売をしています。薬草を売っているのではなさそうでした(笑)。

草星舎は、日比谷花壇グループの北部緑地株式会社が事務局となって、社団法人東京薬事協会、社団法人東京生薬協会と共同で運営しているそうです。
■リース教室、手づくりクラフト…かわいい木の実、草の実で遊びながら、楽しい作品づくりが体験できます。
■天然酵母のパン…地元のパン屋さんで焼いています。今ではファンの方が大勢いらっしゃいます。
■植物苗、タネ…果樹、ハーブ、お花。草星舎自家栽培のオリジナルハーブ苗は人気上昇中。珍しい品種のタネも取扱いを始めました。
■書籍…東京都薬用植物園の元職員の方が書かれた本もあります。学術的に貴重な資料となる一般の書店では手に入りにくい本も、ここにはあります。
との記事を見つけました。 https://eco.hibiyakadan.com/page.jsp?id=9849089

2018年1月~2月は休館するそうですので、この間ここでは自販機のみが仕事をすることになりますネ。

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昭和21年設立。71年の歴史です

東京都薬用植物園東京都薬用植物園は、東京都の薬務行政の一つ「薬用植物の収集、栽培」を行う研究機関として昭和21年(1946年)に設立。開園以来2017年現在で71年の歴史を持つ全国自治体唯一の専門植物園です。その広さは約3.1ヘクタール。製薬や漢方、民間薬に使われる薬草などのほか、染料や食品添加物の原料、ハーブなど約1,670種の植物が栽培されています。

東京都薬用植物園は、自ら指導用生薬を生産して、市場で取り扱われている生薬の監視・取り締まりに役立てるとともに、薬用植物の基礎的な試験研究、生薬の品質検査、研修を行ってきました。なので、警察の研修や薬学部の研修がここで行われるそうです。
また、1985年には都民に薬の正しい知識の普及を目指す薬事資料館を開設しました。薬用植物の解説、資料展示、薬草の問い合わせの応答、指導なども行い、植物・草花愛好家の人気スポットにもなっています。

トイレは資料館や入り口左手に

東京都薬用植物園 正面から全景正門に入ると左にトイレ、右手に資料館が有ります。冬は温かい資料館でのトイレ利用がおすすめですね。研修室では講演とか色々やっているようなので、トイレだけの利用はちょっと気が引けますネ。

昼食は東大和駅周辺で

東京都薬用植物園 周辺の施設

 

東京都薬用植物園 周辺の施設東大和駅周辺にはそれなりに食事ができる所が有りますので、ご安心下さい。また、入園料無料なので、昼食をとったらまた入園すればよく、あまり昼食を気にする必要はありません。この駅の脇にはBigBoxやスケートリンクが有ります。思った以上に開けているので、ご安心下さい。

5月にケシの花を撮影しました(2018.5.5追記)

東京都薬用植物園 ケシ禁断のケシを撮影しました。この記事は、こちら↓
https://okubo3.com/?p=2339&preview=true

(文責:大久保 優)

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