新築オープンの小石川植物園温室は鉢植え。植物を沢山見ることができます

お待ちかね! 2019年11月19日。小石川植物園 温室新築オープンしました!
小石川植物園の歴史は江戸時代の薬草園にさかのぼります。日本最古の植物園なのです。
温室は明治時代に建設されたのですが、1945年に空襲で焼失
しました。戦後に再建されて改修を重ねてきましたが、老朽化のため建て替えとなりました。

小石川植物園の温室2019.11.19
2019.11.19訪問

私は2番目の訪問客です。1番乗りのおじさんは、常連さん?

温室オープンの1番乗りのおじさん写真10時オープンとアナウンスされており、私は15分前に訪れました。写真は、1番乗りをされたおじさんを後ろから撮影しました。正面自動ドアの前に仁王立ち。一眼レフを肩にかけ、いかにも植物フォトシューターのいでたち。
私は、2番乗りでした。植物園は9時にオープンなので、何か祝典があるのかと期待してのですが、祝典は前日に終わっていたそうです。関係者50人ぐらいが祝典に参加されたそうです。

新温室と旧温室の比較ビデオです

2018年12月のビデオと2019年11月のビデオをご覧ください。老朽化甚だしい建物が、実に綺麗に大きくなったのがわかります。

2014.12

2019.11

東京大学の施設なので、新築工事も官報公示、入札です

小石川植物園正面の看板

小石川植物園の温室の官報 小石川植物園の温室の施工会社2018年1月に入札が行われたようです。どうやら株式会社小野組が落札したようですね。温室が使用中止となったのが2014年でした。しかも、ネットをググると2011年には新温室の設計は久米設計事務所で決まったという記事がありました。また、2016年に建築届出がありました。

・届出情報抜粋
・届出日2016/04/12
・件名東京大学(白山)理学系研究科附属植物園温室新営工事
・建築主国立大学法人東京大学
・設計者株式会社久米設計
・施工者加藤建設株式会社
・着工2018/05/15
・完成2019/11/30

とありました。
でも、入札は2018年で、実際の施工者は小野組?。予算がないなどの色々な情報もネット上にありましたので、ここに至るまで、大変なご苦労があったのでしょう。お疲れ様でした。

 

広さ1249m2に鉢植え植物。スマホ撮影にもってこいの温室です

新温室は鉄骨平屋建て、総床面積は1249平方メートルです。旧温室の基礎の一部や二つの池が残っています。内部は6室に分かれ、計約6百種の植物を栽培展示しているそうです。展示スタイルは鉢植えの植物展示。なので、すぐ近くで観察できるのです。スマホ撮影にもってこいの温室です。

小石川植物園の温室の前の池 小石川植物園の温室の前の池温室6室の図

温室1

小石川植物園の温室1

小笠原諸島の植物を展示しています。

温室2

小石川植物園の温室2

日本と東アジアの熱帯植物を展示してます。

温室3

小石川植物園の温室の花ここはエントランスです。「温室のはたらき」というパネルがありましたが、この温室3のテーマパネルが見当たりませんでした。是非訪問してご確認ください。この部屋にあった花の写真を載せます。

 

温室4

小石川植物園の温室4

世界の熱帯植物を展示しています。

温室5

小石川植物園の温室5

乾燥地の熱帯植物を展示しています。

温室6

小石川植物園温室6のパネル

ランを展示しています。

 

高山植物を展示する冷温室も隣接してます。

小石川植物園の冷温室看板小石川植物園の冷温室

高山植物を展示しています。

綺麗なトイレ、バリアフリー、来館者を考えた設計です

小石川植物園の温室のトイレ 小石川植物園の温室のトイレ 小石川植物園の温室のトイレ

小石川植物園の温室の広い通路 小石川植物園の温室の広い通路

通路はバリアフリーの配慮がなされているそうです。確かに広く平らな通路でした。来園者⽤のトイレ も備えています。これも綺麗でした。冬でも暖かくていいですね。

温室の素敵な花たち

 

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(文責:大久保 優)